グルテンフリーの食事が人気な理由

テニスの世界王者、ノバク・ジョコビッチが「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本を2015年に出版したのですが、内容なグルテンフリーの食生活を実践することで健康になれるというものでした。 グルテンフリーがその後ブームとなり、モデルや芸能人、アスリートもグルテンフリーを実践するようになりました。

グルテンフリーとはどういうもの?

そもそもグルテンフリーとはどのようなものでしょうか? グルテンの含有量が多い食品と言えば小麦です。 ただ、小麦といっても品種改良された小麦にグルテンはたくさん含まれているようです。品種改良とは遺伝子組み換えをされているものです。 食の欧米化のせいもあってか、日本は小麦の需要が増え、生来の小麦では生産がまかなえなくなったためでしょうか、今日本に流通している小麦の多くは遺伝子組み換えのものだそうです。 (近年は、遺伝子組み換えでないものも増えつつあるようですが) グルテンフリーとは、その名の通り、グルテンを食生活から除外することを意味します。 それにしても完全に食生活から除外しなければいけないほど、グルテンは「悪」なのでしょうか?

グルテン不耐症、自己免疫疾患、セリアック病・・・グルテンがもたらすもの

グルテンが私たちの体にとって悪影響な理由は、グルテンに含まれるグリアジンタンパク質には、小腸内でゾヌリンと呼ばれる物質を放出する特徴があります。 このゾヌリンという物質の濃度が小腸内で高くなると、小腸の粘膜細胞を弱めてしまうことになるのです。 ひどい場合には、小腸の壁に穴が開いてしまって、小腸内に棲む腸内菌や、老廃物が血液中に侵入してしまうこともあるようです。 グルテンがこのようにして小腸を傷つけてしまうことにより、色々な不調が表れるようになります。 グルテン不耐症は、グルテンを摂取することによって出る症状です。 グルテンは腸壁を弱めるだけでなく、グルテンそのものも傷ついた腸壁の穴から血中に侵入してしまいます。 その「異物」に反応した白血球はさかんにグルテンを攻撃する形となります。これによって炎症が起こったものがグルテン不耐症というわけです。 グルテン不耐症がもたらすのは、下痢や、便秘、消化不良、吐き気や疲労感、アトピー性皮膚炎などなど多岐にわたります。 また、グルテンは免疫機能も狂わせてしまします。 グルテンはタンパク質の一種ですが、このたんぱく質は、ヒトの体内ににた組織であるため、免疫機能が狂い、自分の細胞を攻撃してしまう、自己免疫疾患を引き起こすケースもあります。 これが、リウマチや橋本病、クローン病などにつながるのです。 ですから、グルテンフリーの食生活は、こうした疾患の予防や改善になるのでおすすめです。