腸内環境は精神的疾患にも影響する

腸は我々人間が健康に生きるためのカギとなる臓器です。 そもそも、食べたものがきちんと消化・吸収されて栄養が体に運ばれないことには身体的成長もできませんし、健康もキープすることができません。 また、腸は体にとって必要なもの、必要でないものを仕分けする働きも担っています。 ですから、腸が機能を低下させてしまうと、このような仕分けもうまくいかなくなり、体に不要なもの、有害なものまでもが体内に侵入してしまうことになりかねません。

腸内環境の悪さは身体的不調だけでなく精神的疾患の原因にもなる

先にも述べたように、腸の不調は身体的不調を引き起こしてしまいます。 腸の不調の原因となるものは、腸内フローラの働きの悪さです。 腸内には、3万種類、約1000兆個の腸内細菌が常在していると言われていますが、その中には体にとって良い菌もいれば悪い菌もいます。 このように良い菌、悪い菌によって構成されているのが腸内フローラというわけですが、良い菌と悪い菌のバランスが取れている腸内フローラは、腸を修復したり機能を向上させたりするのです。 しかし、腸内フローラの働きが悪いと、腸の自己修復がすすまず、腸壁に傷や穴があいてしますことになるのです。 そうすると、腸内にあるべき物質が血液中に流れ込み、体のどこかに運ばれて行ってしまうわけです。 場合によっては、そうした「異物」が血液脳関門のバリアを突破して脳に侵入してしまうこともあるそうです。 専門家の中には、こうしたことが自閉症や統合失調症の原因になると指摘している方も多いようで、腸内フローラの働きが良くなったことで、脳の疾患に改善傾向がみられたという報告もあるそうです。 要するに、腸内環境の悪さは身体的不調だけにとどまらず、精神的疾患の原因にもなるのです。

腸内環境の悪さを改善するために必要なことは?

腸内環境の改善には、腸内フローラの働きが良くなる必要があるわけですが、どのようにしたら、腸内フローラの働きが良くなるのでしょうか? やはり、一番有効な解決策は、腸内フローラを元気づける食生活を継続することです。 腸内フローラを元気づける食べものとは、腸内菌が好物なエサになり得る食品ですが、それは食物繊維だったり、発酵食品であったり、ヨーグルトであったりします。 TVなどでも腸内フローラを元気にする食べ物が頻繁に紹介されていますが、お酢とキャベツの千切りの組み合わせは非常に良いそうです。 キャベツは水溶性食物繊維が豊富なので腸内菌が大好物ですし、お酢は傷ついた腸内を修復する酢酸が豊富です。